I-O DATA LCD-A153V:ビジネスシーンで今なお輝く名機

2025年の現在、最新のディスプレイが次々と登場する中で、あえて過去の名機に目を向けるのも面白いものです。今回は、かつてビジネスシーンで一世を風靡したI-O DATAの15インチ液晶ディスプレイ、LCD-A153Vについてご紹介します。

LCD-A153VB(ブラック)

LCD-A153Vとは?

LCD-A153Vは、2000年代初頭にI-O DATAから発売された15インチXGA(1024×768)液晶ディスプレイです。当時はまだ液晶ディスプレイが高価だった時代に、手頃な価格と必要十分な性能で多くの企業やSOHO(Small Office/Home Office)で採用されました。

LCD-A153VW(ホワイト)

正直なところ、現在の高精細なディスプレイと比較すると、LCD-A153Vの画質や機能は見劣りするかもしれません。しかし、そのシンプルさと堅牢性には今なお光るものがあります。

省スペース設計: 15インチというコンパクトなサイズは、限られたデスクスペースを有効活用したい場合に最適です。特に、デュアルディスプレイ環境でのサブモニターとして使用する際にも邪魔になりません。

必要十分な解像度: 1024×768というXGA解像度は、ウェブブラウジングや書類作成など、基本的なビジネス用途には十分対応できます。文字が大きく表示されるため、視認性を重視する方にもメリットがあります。

高い耐久性: 長年使用されてきた実績が示すように、I-O DATA製品らしい堅牢な作りが特徴です。中古市場でも比較的多く出回っており、現役で稼働している個体も少なくありません。

レトロゲームや古いPCとの相性: DOS/V時代のPCや、古いゲーム機の接続に最適なアスペクト比と解像度を持っています。レトロPC愛好家やゲームコレクターの方にとっては、貴重な選択肢となるでしょう。

LCD-A153VS(シルバー)

どんな人におすすめ?

レトロPCやレトロゲームの愛好家: 当時の環境を再現したい方には最高のアイテムです。

サブディスプレイとして手軽に増設したい方: スペースをあまり取りたくない、シンプルなサブモニターを探している方におすすめです。

コストを抑えてディスプレイを手に入れたい方: 中古市場であれば、非常に手頃な価格で見つけることができるでしょう。

まとめ

I-O DATA LCD-A153Vは、最新の技術トレンドからは外れていますが、その実用性とユニークな魅力は今なお健在です。もし、あなたのデスクで新たな働き手を探しているなら、この名機を検討してみてはいかがでしょうか。

I-O DATA LCD-A153V 主要スペック表

項目 スペック内容 補足
画面サイズ 15型(インチ)TFTカラー液晶 コンパクトな15インチ
最大表示解像度 1024 × 768 (XGA) 当時の標準的なビジネス解像度
画素ピッチ 0.297mm (H) × 0.297mm (V)
表示色 1619万色(擬似フルカラー)
最大輝度 250cd/m²
コントラスト比 400:1 ※一部情報では300:1の記載もあり。
応答速度 25ms
視野角 上下: 130° / 左右: 140° ※製品バリエーションや製造時期により若干の差がある場合があります。
入力端子 アナログRGB D-sub15ピン (VGA) 近年のPCとの接続には変換アダプターが必要になる場合があります。
音声入出力 音声入力: ステレオミニジャック Φ3.5
スピーカー: 1W + 1W (ステレオ内蔵)
ヘッドホン: ステレオミニジャック Φ3.5
シンプルな音声機能
定格電圧 AC 100V (電源内蔵)
消費電力 最大時: 27W
待機時: 1W
※最大時消費電力は、一部情報で30Wや32Wの記載もあり。
外形寸法 スタンドあり: 約 345 × 159 × 347mm (W×D×H)
スタンドなし: 約 345 × 53 × 285mm (W×D×H)
コンパクトで省スペース
質量 スタンドあり: 約3.1 kg
スタンドなし: 約2.8 kg
チルト角 上: 20° / 下: 5°
筐体色 ホワイト、ブラック、シルバー
VESAマウント ○ (75mmピッチ) モニターアームなどへの取り付けも可能
発売時期 2004年1月中旬

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